浦添美術館
岩合光昭写真展
Iwago's World
~ 輝く地球の生命 ~
行ってきました。
私物化していますが、お付き合いを。
今年のお正月からこの写真展を楽しみにしていました。
以前から岩合さんを知っているわけではなく、
自然界の動物の写真を見たかったのです。
(こんな言い方をして、岩合さんスミマセン)
予定していた日は台風の影響で行かれず、
一度は諦めたのですが、
最終日に行っちゃいました。
会場で、ご本人のごあいさつとして
メッセージがありましたので、
全文を写してきました。
ごあいさつ
少し昔のことになりますがアフリカの話です。
ブッシュマンが暮らす土地に白人が牧場を作りにやってきます。
そして広大な土地をフェンスで仕切ろうと
ブッシュマンにこう声をかけます。
牧場の仕事を手伝ってくれたら給料を払うと。
ブッシュマンは白人に尋ねます。
給料というのはどういうものなのだ。
お金で好きなものが買えると
白人の答えです。
でも、好きなものは自分で手に入れるからお金はいらない。
車や服や大きな家が買えると、あきらめません。
それに、たくさんの仕事をすれば休暇やバカンスまであると、
付け加えます。
バカンスっていったい何だ。
とブッシュマン。
仕事をしないで、好きなときに、好きなことをして、
好きなものが食べられること。
と白人。
それならいつでもやっていると
ブッシュマンは去って行ったそうです。
今、世界中で問われていることとは
生きるための本当の豊かさではないでしょうか。
世界を旅していて
ヒトがいないところほど体にエネルギーが
吸収できるような気がすることがあります。
地球を考えるときにまずぼくたちは
自分のことだけではなく
地球そのものの営みについて、
海や川や山や森が
どうしたら喜んでくれるかを
考えてみてはいかがでしょうか。
そう、シンプルに。
岩合光昭
思った時が吉日、写真集を買って来ました。
思い切って、行ってよかった。
hiroeでした。